自分はいま光回線を引けないところに住んでいるので、auで契約しているWiMAX 2+ルーターを固定回線代わりに使っています。かれこれ2年以上外に持ち歩くことも無く、家でクレードルに刺しっぱなしで使っていたSpeed Wi-Fi NEXT W01、先日ふと気がつくとルーターの電池パックが膨らんで大変なことになっていました。もともとW01にはそれほど不満も無く機種変更しに行くのも面倒だったのでこのまま使い続けようかと思っていたんですが、電池パックがここまで膨らんでくるとちょっと怖いなぁと思ったので重い腰を上げてauショップに行ってきました。
WiMAX 2+のルーターといえば持ち運びが出来るような薄くて軽いカード型タイプが主流ですが、今回僕が機種変更したのは持ち運びの出来ない据え置きタイプのSpeed Wi-Fi HOME L01です。なぜ据え置きタイプのルーターに変更したと言えば、ルーターを外に持ち運ぶことが無いから。どうせ持ち運ぶ予定が無いなら電池パックが膨らまない据え置きタイプが良いだろうと。
ということで、今回は自身初めての据え置きタイプのWiMAX 2+ルーターHOME L01のメリットとデメリットをご紹介しようと思います。
デメリット
まずはデメリットから。上が今まで使っていたW01で、下側が今回機種変更したHOME L01です。大きさ比較してもらうと分かりますが、デカいです。大きさの割に重さは500mLペットボトル一本分弱なので、無理して持ち運べないことも無いですが、バッテリー駆動では無くコンセントが必要なので電源が確保できない場所では使えません。カバンからコイツを取り出して使うのはあまりスマートでは無いので、あくまで基本据え置きタイプ・・・ルーターを家から持ち運ばない人向けの機種になります。
メリット
バッテリーが無い
上の写真は以前使っていたW01のバッテリーが膨張しているのを映したモノです。写真だとちょっと分かりにくいですかね?
バッテリーが無くコンセントに差し込むだけですぐ使えるタイプのHOME L01は、バッテリーがへたってすぐに充電が切れるようになったとか、バッテリーバックが膨張して今にも爆発しそうだ・・・的なトラブルはありません。
Gigabitイーサ対応の有線LANポートが2つついている
WiMAX 2+のルーターでは主流の持ち運びできるカードタイプのルーターだと、有線LANポートがありません。よって、どうしても有線LANポートが使いたければクレードル(専用の充電台で背面にLANポートが1個ついてる)を別途購入する必要がありました。
Speed Wi-Fi HOME L01だとクレードルなんか別途買う必要も無く、初めから背面に2個有線LANポートがついているので、nasneみたいな「有線LAN接続じゃなきゃダメ!」みたいな機種をつなぐときにとても便利です。
2.4G/5GHzのWi-Fi同時利用が可能
持ち運びするタイプのWiMAX 2+のルーターってWi-Fiの周波数が5Ghz帯と2.4Ghz帯どちらか一方のみしか使えませんが、据え置きタイプのHOME L01だと(普通の無線LANルーターみたいに)5Ghz帯と2.4Ghz帯両方同時に使えるので助かります。
新しめのパソコンやスマホ、タブレットなんかは干渉が少なく安定している5Ghz帯で接続出来ることが多いんですが、ちょっと古めのパソコンや激安タブレット・スマホなどは2.4Ghz帯でしか無線接続出来ないことが多いです。
2.4Ghz帯は対応してる通信機器が多い事が魅力ですけど、電波干渉しやすいことがネックです。ひとり暮らしの狭い家ではコンビニで買ってきた弁当をレンジで温めながらパソコン弄ったりすることも多いと思いますが、そんなときに2.4Ghz帯だとWi-Fiがブチブチ切れたりします。2.4Ghz帯はBluetoothとも相性が悪く電波干渉しやすいです。
ということで、出来ればWi-Fiは電波干渉の少ない5Ghz帯を使いたいけど、どうしても使えないヤツは2.4Ghz帯で使いたい、2.4G/5GHzのWi-Fi同時利用がしたいケースではHOME L01が便利ですね。
この記事のまとめ
HOME L01でWiMAXのルーターは3代目ですが、W01のバッテリーが膨らまなかったら機種変していなかったですけど、おおむね満足しています。デザインもシンプルで良いし、Wi-Fiの出力も強いし、バッテリーバックの膨張に頭を悩ませる必要も無く……
とルーター回りがごちゃごちゃしてましたが、機種変したお陰で……
と非常にスッキリしました。
このHOME L01は下り最大440Mbps対応ということで、通信速度のスピードアップ(あわよくば速度倍増)に少し期待としていたのですが・・・実際にはほとんど変わりませんでした。時間帯によってはややスピードダウンしてる時もあります。そこは拍子抜け、期待外れでしたが、もともとそんなにスピードにこだわりは無いので「まぁいっか!」的な感じです。ルーターの置き場所を変えたら改善するかもしれませんが、電源の関係やnasneの設置場所の関係で難しいのであきらめてます(笑
個人的には五段階評価で★4つです。100点満点だったら85点ぐらいです。WiMAX 2+ユーザーであまりルーターを持ち運ばないひとはこのHOME L01を選んだ方がより幸せになれるかもしれません。
コメント
コメント一覧 (2件)
色々参考になりました。
記述中の「WiMAX 2+ルーターの主力商品であるカードタイプのW04とかWX03でも、クレードルを別途購入してクレードルにバッファローなどの無線LANルーターを「無線Hub(ブリッジ)」として接続すれば2.4G/5GHzのWi-Fi同時利用が可能になります。無線LANルーターを別途購入するなり用意する必要がある、無線LANルーターの電源を別途確保する必要がある、ルーター回りがごちゃごちゃする・・・そんなデメリットがあります。」
との記述がありますが、当方、WX03を使用してます。2.4Gと5Gを同時利用したいのですが、実際に別途購入して使用できる無線LANルーター(商品名)や方法をご指南いただけないでしょうか?よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。返事が遅くなりすいません。
無線LANルーターに関しては速度や電波の強さにこだわらないのであれば安いモノでも良いと思いますよ。
基本的にWiMAX 2+の端末にはルーター機能が備わっている(複数の端末を繋げられる)ので、無線LANルーターを買ってきたら、買ってきたルーターの「ルーター機能」をオフにしてWiMAX 2+の端末に接続します。買ってきた無線LANルーターのルーター機能をオフにするので、結局はタダの無線HUBになります。
無線親機の「ブリッジタイプ」と「ルータータイプ」の違いについて – アンサー詳細 | BUFFALO バッファロー
Wi-Fiの電波はWiMAX 2+の端末からと、買ってきてWiMAX 2+の端末に接続した無線LANルーター(無線HUB)から出力されています。WiMAX 2+の端末から5ghzの電波を使って、無線LANルーターからは2.4ghzの電波を使う方法でもいいし、
無線LANルーターが5GHz & 2.4GHz両方同時に使えるタイプのモノ(11ac/n/a/g/b)だったら、Wi-Fi接続は全部無線LANルーターに任せるのもアリです。
Amazonなんかで評判の良さそうな機種を何個かピックアップしつつ、家電量販店で店員さんに相談してみると良いと思いますよ。