iPhone13 Proから今年発売されたiPhone15 Proに機種変更しました。今まで使っていたiPhone13 Proはまだバッテリーも90%以上残っていて、重たい以外にスペック的な不満はなかったのでもう一年ぐらいは使い続けるつもりだったのですが、9月13日の午前2時からあったアップルの新製品発表イベントをリアルタイムで見てたら欲しくなってしまってApple Storeオンラインで予約から購入まで衝動買いしてしまいました。今年のiPhoneは競争が激しく、発売日の22日にiPhone15 Proシリーズを手にすることができた人は超レア・・・だったようです。僕も予約完了直前まで購入を迷っていたのですが、何故かすんなり発売日当日にゲットできる権利を獲得してしまったので。今回の記事では購入から3ヶ月ちょっと使ってみたiPhone15 Proの感想をブログ記事にしてみようと思います。
良かったこと
軽い
前使っていたiPhone13 Proは203gで、今回買い替えたiPhone15 Proは187gです。16gの軽量化に成功してます。実に8%ほど軽くなったわけです。これはiPhone15 Proシリーズの外周側面に採用された軽くて強くて腐食しにくいチタニウムが貢献してます。チタニウムの質感がとてもいいですね。まぁiPhoneにスマホカバーしてしまえばチタニウムの質感が良かろうが悪かろうが全く関係ないんですけど(笑)
iPhone13 Proを使う前はiPhone SE 2ndを使用しており、こちらは148gの軽さでした。SEから13Proへ乗り換えた時はその重さにうんざりし、毎日が腱鞘炎手前のような感じで、重たくて辛かったですね。そんな状態が2年続いたわけです。スペック的には満足してましたが、重さがネックで・・・今度iPhoneを買い換えるときは重たすぎるProモデルはやめてiPhone15とかの無印モデルにしようと思っていたのですが、今年のiPhone15 Proはチタニウムのおかげでメチャクチャ軽くなったという話で、それなら無印モデルじゃなくてiPhone15 Proにしようと思ったのです。
iPhone15 Proを発売日からしばらく使ってみた感想ですが、本当に軽くなったなぁというのが一番。iPhone13 Proの時は長時間持っていると手が疲れる、痺れるような・・・腱鞘炎一歩手前みたいな感じになることが多くて、長い間iPhoneを持ち続けることが難しくそれによって相対的にiPhoneを触る機会が減って、せっかく金額の高いProモデルを買ったのにもったいないなぁと思う2年間でした。それが今年のiPhone15 Proでは長時間持っていてもあまり疲れを感じることが少ないのです。やはり18グラムの軽量化の恩恵は絶大ですね。この18g軽くなって持ちやすくなったという一点だけでもiPhone13 ProからiPhone15 Proに機種変更して良かったなぁと思いました。
USB-C
iPhone15シリーズにてiPhone史上初めてUSB-Cを搭載。最近のMacBookやiPad、AirPodsもすでにUSB-Cになってるので、iPhoneもようやくLightningからUSB-Cになって、充電周りのケーブルが一つに統一されてスッキリすることができました。個人的にはLightning端子はUSB-Cよりも抜き差しがしやすいと思うし嫌いじゃなかったのですが、MacBookやiPad、AirPodsもAndroidもその他周辺機器も全部USB-Cであればケーブルを複数持ち歩く必要もないし、丈夫なUSB-C to Cケーブルが一本あれば事足りるということで、それは確かに素晴らしいことだなと思うわけです。
iPhoneがようやくLightningからUSB-Cに変わったことで、iPhoneに直接USB-C周辺機器を繋げることが可能になるので・・・iPhone自体の拡張性が大幅に向上します。
iPhoneで写真や動画をたくさん撮る人はiPhone購入時の容量をケチってしまうとすぐにパンパンになってしまうので、512GBとか1TBを購入する方が良いですが、いかんせん大容量のiPhoneになればなるほど購入時の価格が跳ね上がるので・・・普通の人はなかなか手が出ません。
128GBとか256GBなどの低容量〜中容量のiPhone買ったけど、やっぱりたくさん動画撮りたいなぁと思った人はUSB-C接続できるポータブルSSDの購入をお勧めします。Apple ProResフォーマットで動画撮影すると直接外部ストレージに書き込みできるのですが、Apple ProResはプロ向けの撮影フォーマットで普通の人は使いこなすのが難しいと思います。一般的な動画撮影の場合は外部ストレージには直接書き込みできないので、とりあえずiPhoneの中に動画ファイルを保存しておき、後で外部ストレージに手動で移動させる使い方になると思います。後で移動させる手間が増えますが、iPhone15 Proの128GBとか256GBのモデルを買ったけど、たくさん動画撮影したいなぁって人は1TB以上のポータブルSSDの購入で動画撮影を気軽に楽しむことができますよ。
Lightning端子はAppleからしたらお金を産む源泉みたいなものでできれば手放したくなかったんだろうけど、EUの規制強化でついにiPhoneにもUSB Type Cが搭載されました。USB Cケーブル一本あればいろいろな周辺機器にケーブル一本で接続できるので便利になりましたね
家にLightningケーブルはたくさんあるけど、USB Cケーブルはほとんど持ってないので、寝室用とか車用とか持ち運び用とか・・・買い揃えないとダメね
USB Type-Cは規格が沢山あって、初心者にはわかりづらいよね。どの規格のケーブルを買ったら良いんだろう?
iPhone15シリーズに付属してるUSB Type-CケーブルはUSB2.0(USB 2)と若干規格が古く・・・転送速度は480Mbpsとなります。iPhone15 Pro、iPhone15 Pro Maxの「Proモデル」においては転送速度が最大10Gbpsなので、付属のケーブルを使ってしまうとProモデルの性能が最大限発揮できません。
iPhone15 ProシリーズにUSB Type-CケーブルをつなげてMacや外部SSDストレージなどへ頻繁にデータをやり取りする人は別途高速通信に対応したUSB Type-Cケーブルを購入することをお勧めします。USB 3.X 規格(データ転送速度が最大10Gbps)以上のケーブルを買うようにしましょう。またiPhoneの充電を早くしたいならPower Delivery対応 100W(20V/5A)の給電ができるUSB Type-Cケーブル(c to c)の購入がおすすめです。
USB Type-Cケーブルは本当に種類が沢山あって、初心者殺しの難しい分野になるのですが、失敗したくなければ以下の条件を守ればOKだと思います。
iPhone15 Pro、iPhone15 Pro Max向けに一本用意したいUSB Type-Cケーブルの選び方
- 3000円以上(だいたい4000円台が多い)の有名メーカーの製品
- 最新のUSB4(もしくはThunderbolt4)規格に対応
- 最大100W(20V/5A)の給電が可能なPower Delivery対応
アクションボタン
iPhone15 Pro、iPhone15 Pro Maxから本体左側面上部、音量ボタンの上にアクションボタンという新しいボタンが搭載されました。以前の機種であれば、この部分は消音スイッチがあったはずですが、これがiPhone15 Pro以上の機種ではアクションボタンに切り替わった形です。
デフォルトでは消音ボタンに設定されてますが、これはiPhoneの設定アプリから変更が可能です。設定>アクションボタンにて
- 消音モード
- 集中モード
- カメラ
- フラッシュライト
- ボイスメモ
- 翻訳
- 拡大鏡
- ショートカット
- アクセシビリティ
の9種類から自分の好きな設定ができます。消音モード、集中モード、カメラ、フラッシュライト、ボイスメモ、拡大鏡はiPhoneのコントロールセンターからも起動可能なので、個人的にはアクションボタンに割り当てるのはショートカットかアクセシビリティもしくは翻訳が良いんじゃないかと思います。自分はアクションボタンには「ショートカット」を割り当てていて、アクションボタンを長押しするとよく使うiPhoneの基本機能やショートカットを一覧で表示するような設定にしてます。詳しくはこの章の一番初めに紹介してるYouTube動画をご覧ください。自分もアクションボタンどう使おうかなって悩んだ時にこの動画を参考にしました。この動画以外にもYouTubeで「アクションボタン iPhone」なんかで検索するとアクションボタンのおすすめ設定方法がいろいろ出てくるので調べてみてくださいね。
悪かったこと
高い(円安クソ)
iPhoneはアメリカだと価格は変わってないんですが、日本だと円安ドル高の影響でめちゃめちゃ高くなってます。円の価値が下がってるので、たくさん円を払わないとiPhoneが買えないわけです。日本も全体で貧しくなってるので、iPhoneを一括で買える人は年々少なくなって、若い人はキャリアの実質2年レンタルとかの買い方が主流ですかね?キャリアで実質2年レンタル(残価設定型の1円スマホ)は(トータルだとApple公式価格よりとても割高なので)必ず2年で返却しないと大損します。また2年間綺麗な状態で使わないといけないプレッシャーもあって、個人的にはあまり好きじゃありません。2年で必ず返す、綺麗に使える自信がある人はiPhoneを安く使える手段としておすすめですが、念の為を考えて保険は入っておきましょう。
iPhone一括での購入が厳しい人はApple Storeにてpaidy(ペイディあと払いプランApple専用)を使えば36回金利手数料無料(但し口座振替限定)で買えます。iPhoneを何年使うかわからないけど、2年レンタルは嫌だって人はpaidyを活用しましょう。
ダイナミックアイランドの良さがイマイチ分からないこと
iPhone SE 2からiPhone13Proに変更した当初は「画面上部のノッチだせぇ〜ww」って思ってましたが、しばらくしたら自然と慣れてしまいました。Face IDを使うためにはあのノッチが必要で、必要なら仕方がないよねって感じですか。iPhone12以降はマスク有りでもロック解除が可能になってからはFace ID便利だなぁって思うことが多かったかな。一方で、今年iPhone15 Proに変えて初めてダイナミックアイランドに触れてみた感想は「うーん??」と思うことが多いです。
動画を全画面で見たり、ゲームをやるときにダイナミックアイランドの主張が強いので気になるって意見はよく見かけますよね。自分はiPhoneでゲームをしないのであれですが、動画視聴の際に全画面で見るとダイナミックアイランドの部分だけ動画が表示されないので・・・とても気になりますw
また一番気になる部分としては・・・SafariのWebページとか、X(旧Twitter)などでページの一番上部に戻りたい時にiPhoneの画面上部の縁辺りをタップするとページトップに戻りますが、音楽再生中とかYouTubeでバックグラウンド再生してる時にWebページトップに戻るつもりでiPhoneの上部をタップするとダイナミックアイランドを触った判定になって音楽アプリが起動したりYouTubeが起動したりするのが鬱陶しいです。それを避けるために、ページの一番上に戻りたい時はiPhoneの左上もしくは右上をタップするようにしてます。
もちろんApple Musicなどの音楽アプリやYouTubeをバックグラウンド再生してない、タイマーなどをバックグラウンドで実行してない時、つまりダイナミックアイランドを使ってない時は、ダイナミックアイランドを触っても反応しないので「ページトップに戻る」ためにダイナミックアイランドの真上を触っても動作するのですが、ダイナミックアイランドがある分その機能が発動するエリア判定がとてもシビアなので、ページトップに戻る目的ならiPhoneの右上か左上をタップするほうがストレスがなく良いと思います。
ワクワク感が無いこと
- ダイナミックアイランド
- アクションボタン
- 本体が軽くなった
- USB Type C
iPhone13 Proと比べてiPhone15 Proが変わったなぁと思うのはこの辺りですが、それ以外では特に大きな変化が感じられず・・・購入直後のワクワク感は長続きしませんでした。スマホはもう機能が成熟してるので、頻繁に買い替える必要はないかなぁってつくづく思いました。アップデート(サポート)がある間、使っていて不都合がない間は無理に買い換えず、その余ったお金は新NISAにでもぶち込んだほうが賢いと思いますw
そろそろスマホの時代が終わって革新的なデバイスが登場してそれがスマホに取って代わられるんだろうなって思っていて、頻繁にスマホを買い替えるぐらいならその時のために貯金でもしたほうが良さそうです。
来年のiPhone16も「カメラがすごくなりました!」だったら買い替える必要はないと思います。Googleのpixelに対抗してAI機能を強化しました!ぐらいのインパクトがないと買い替え需要は産まないでしょう。iPhoneの折りたたみ、フォルダブルが登場すれば話題になるだろうけど高過ぎて買える人が一部しかいないと思うから……Google Pixel Foldで25万ですからおそらくiPhoneの折りたたみはそれを超えてくる、それだけ払って使おうという人はそんなに多くないと思います。2024年から家電量販店やキャリアショップでの大幅値引きに規制が入るので、ますます高いiPhoneは売れなくなると思います。
今後のiPhoneに期待することは
バッテリーの持ちと本体の軽量化
僕は非力なのでどうしてもPro Maxは重た過ぎてつらい。200g超えてくると辛いので、できれば今回のiPhone15 Proぐらいの重さ(187g)で、バッテリー持ちが大幅向上してくれると嬉しい。
Face IDと画面内指紋認証のW認証搭載
Androidでは顔認証と指紋認証両方を搭載してる機種も多いですが、iPhoneはまだですよね。Face IDはすごい便利で、真っ暗闇でもロック解除できる体験を始めてした時は「おー!すごい!!」って一人で感動したものです。iPhone12以降でマスクしたままでの顔認証が出来るようになって「顔認証の不便さ」は大幅に少なくなったけど、やっぱり「指紋認証ができたほうが便利だな」っていうシーンもたくさんあるわけです。
例えば僕はメガネなんですが、寝るときはメガネ外してベッドに入るわけですよ。強度の近視なので裸眼だとめちゃめちゃiPhone近づけないと画面の文字が見えないんですが、裸眼だとFace IDでロック解除するときにiPhoneと顔の距離が近過ぎてロック解除に失敗することが多いんですよね。そんな時は老眼の人みたいに顔からスマホを離して再びロック解除をやることが多いです。近視の人あるあるですねw
あともう一つ指紋認証(Touch ID)の利便性を上げるとすれば、Face IDだとロック解除するために必ず画面に視線を向けないといけませんが、Touch IDだったらロック解除するのに画面を見つめる必要がありません。ノールックでiPhoneのロック解除ができるのはTouch IDの利点です。
今でこそFace IDにすっかり慣れて特に大きな不便はないですが、目の悪い人にとってはTouch IDの利便性も捨てがたいものなんです。ということで、Appleには顔認証と指紋認証の両方を搭載したiPhone出してほしいなぁと思います。
AI機能の強化
MicrosoftはChatGPTと提携してAI機能に全振りしてきて、Googleも2023年度の最新スマートフォンGoogle Pixel 8、Google Pixel 8 ProにおいてAI機能搭載が話題になりました。AppleはマイクロソフトやGoogleに比べてAIに対する取り組みが遅れており、iPhoneを含めたアップル製品へのAI機能搭載が期待されてます。
アップルがスゲーAI機能を発表して、それが最新のiPhoneじゃなきゃ使えないよとかなると、スマホ買い替えの大きなモチベーションになるでしょう。
まとめ
iPhone13 ProからiPhone15 Proに機種変更してどうだったのか、個人的な感想をまとめてみました。比較的評価は辛口ですが、総合的には機種変更して良かったと思います。満足度は90点ぐらいです。何よりも軽くなったのが一番嬉しいです。iPhone13 Proの時は長時間持ち続けると手が痺れてきたりで辛かったので、あまりiPhone13 Proを有効活用できてませんでしたが、iPhone15 Proはチタニウムのおかげで203gから187gへと実に16gも軽量化されて、長時間持ち続けても手が疲れるとか痺れるような感じはほぼなくなりました。やっぱりスマートフォンは200gを切ってほしい・・・そう思いますね。
重さがどうしても気になるって人、スマホの軽さを求める人はケースをつけず、ガラスフィルムも貼らず、裸で使うのが一番軽いんだと思いますが、画面が割れたり筐体に傷がつくリスクを考えるとやっぱり裸運用は難しい。iPhoneはアンドロイドと違ってリセールバリューが高いので、2年後に機種変更して古い機種を売ったとしても結構な金額が戻ってきます。売ることを考えたら裸運用は難しい。売ることを考えないんだったらAppleCareに加入して裸運用が一番良い気がします。まぁ僕はケースもガラスフィルムも絶対つけますけどねw
今回のiPhoneは一括で買いましたが、次のiPhoneを買い換えるのは最短2年後、2年は使おうと思います。ただ必ず2年後に機種変するかは今のところわかりません。自分はiPhoneで重たいゲームをするわけでもないし、iPhoneでたくさん写真や動画を撮るタイプでもないのでそこまでカメラにこだわりもありません。2年後にも今のiPhone15Proで満足ができていればそのまま3年4年ぐらいは使うかもしれない。僕はカメラの性能よりどちらかというとAI技術の方に興味があるのでね。
実は今年本当ならiPhone13 Proを所持したままサブとしてGoogle Pixel 8 Proを買おうと思っていたんですが、なぜか衝動的にiPhone15 Proに変えてしまって予算がなくなったのでGoogle Pixelは諦めましたw 来年か再来年?ひょっとしたらiPhoneからAndroid、もといGoogle Pixelに宗旨替えしてるかもしれない。それくらいAIには期待してます。
iPhone13 Proに比べて軽くなったから、iPhone15 Proを使って何かしようかなと「機動力」が高まった気がする。やっぱり軽さは正義だね
LightningからUSB Type-Cになって色々な周辺機器と気軽に繋がるようになったからiPhoneの拡張性が爆上がりじゃ
今は超円安だからiPhone高すぎるけど、今度機種変更するときはそこそこの円高だと助かるわね
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