taccuma note

Evernoteから離れられない理由

ノートアプリの老舗

「あらゆるものを記憶する」無理に覚える必要も無いことは全部Evernoteに任せて、必要なときはEvernoteを見ればいい……「第2の脳」という安心感に惹かれてかれこれ10年近くEvernoteを使い続けている。ハッキリとは覚えてないけど年払いのプレミアム会員としては6〜7年ぐらいは使い続けてるだろうか?これぐらい長く使っていると愛着はもちろんあるけど、同時に不満点もたくさんあるし、Evernoteの課金を止めてやろうかと思うこともあった。

世の中には本当にたくさんのメモアプリ、ノートアプリがあるけど、どのメモアプリにも良いところもあれば悪いところもあって、なかなか一本に絞ることは難しい。ただどのメモアプリ、ノートアプリを使い続けるか?については基準があると思ってる。

メモアプリを選ぶ基準

自分の大事なデータを置くに値する企業であるか

  • その企業が長く続く会社か?
  • 財務状況は大丈夫か?
  • 利用者が少ないとサービスの存続が心配になってくるのである程度利用者が多い方が安心
  • すぐに倒産しそうだったら自分のデータが消えてしまう

セキュリティは大丈夫か?

  • 自分の保存したデータは安全に保存されてるか
  • 万一不測の事態で不正アクセスされ問題が起こっても、キチンと情報公開され適切な対応を取ってくれそうな企業か?

マルチプラットフォームでアクセスできるか

  • Macだけで使えるメモアプリ、Windowsだけで使えるメモアプリ、iPhoneだけ、Androidだけ・・・プラットフォームに縛られると「何時でも何処でも」自分の情報にアクセスできなくなる
  • なるべく多くのプラットフォームからアクセスできる方が良い

検索で自分が必要な情報に何時でもアクセスできるか

ノートアプリ、メモアプリの中にはとても大人気で利用者が多いんだけど検索機能が脆弱で自分が必要とする情報が検索しても出てこないやつがありますよね。たとえばいま意識高い系に大人気のNotionなんかはオールインワン、本当に何でも出来るWikiっぽい製品で僕も課金して使ってるんですが・・・いかんせん現状日本語の検索がもの凄く弱くて・・・検索で自分の情報を探し出したいっていうユーザー向けではありません。

これらの基準からいくとEvernoteはそこそこ良いノートアプリなんじゃないかなって再認識します。なんていってもメモアプリの中では老舗中の老舗ですからね。

Evernoteの良い点

大量のノートがあっても検索を駆使すればなんとか見つかる高い検索性

ノートブックとタグを駆使してキチンと整理整頓出来る人はした方が良いけど、無理に整理しようとするとEvernoteを使うこと自体が面倒になってくる・・・取り敢えずEvernoteに何でもかんでも突っ込んでおいて必要になったら検索して見つけるという使い方も可能

Windows、Mac、iOS、Android、Webブラウザー版とあらゆるプラットフォームで使える

無料ユーザーは同一アカウントで2台のデバイスのみインストール&同期可。ただし、WindowsやMacなどではアプリを入れずWebブラウザから利用するようにすれば台数制限に引っかからない。

画像内の文字も検索で拾ってくれる。課金すればPDF内の文字も検索可能に

文字を含んだ画像をEvernoteに保存するとサーバー側でOCR処理が施されるため。PDF内部の文字列も検索可能にするにはサブスクリプション契約が必要。

容量の上限がない

無料ユーザーだと月間アップロード上限60MBという制限はありますが、Evernoteには「容量の上限」がありません。たくさんアップロードする必要があるときだけ月額課金して、それ以外の時は無料ユーザーであるベーシックプランに戻すという使い方も出来ます。

ScanSnapとの相性が良い

家にある「いつか見返すかもしれないから捨てられない大量の書類」とか確定申告やいつか必要になるかもしれないから取っておきたいレシートや公共料金の受領書、子供さんが持って帰った学校のプリント類、置き場所を取る書籍を裁断して電子化するなどなど・・・こんなときドキュメントスキャナーがあれば便利です。スキャナー機能を備えたプリンターの複合機があればそれで十分な気がしますが、紙一枚を電子化するだけならそれで充分です。ただ、日々たくさんの紙を素早く電子化してEvernoteやDropboxなどのオンラインサービスにシームレスに保存したいというならScanSnapを買った方が幸せになれます。

Evernoteの悪い点

ストック型(フロー型)のノートアプリなので、必要な情報が何処にあるか分かりにくく一覧性が悪い

Evernoteはどんどん情報をストックしていくためのノートアプリなので、ノートの数が増えていくに従って必要なノートが一連のフローから後ろの方へと流れてしまい、見つけにくくなる。ノートブックやタグ、ノートリンクを駆使して目次ページを作るなど工夫して整理整頓すれば多少は必要な情報をみつけやすくなるが、多くのEvernoteユーザーは日々増えていくノートの海に整理整頓が追いつかず溺れてしまうことがほとんどだろう。Evernoteを使いこなしたいなら整理整頓はほどほどにして、検索を使いこなすのが1番だ。

プラットフォームによってUIが統一されてない

Mac版やWindows版、iOS版、WEB版などプラットフォームによってUIが微妙に異なるので「あれ、このツールは何処にあるんだっけ?」って迷うことがある

プラットフォームによって書式やフォント、色味などが微妙に変わる

Mac版のアプリでフォントファミリー、フォントサイズ、色などを指定してもWindows版で見ると見た目がガラッと変わってることがままあって、微妙にそういうところが気になる。

マークダウンの対応が中途半端

Evernoteの1番気にくわないところは、マークダウンで1番よく使いそうな「見出し」が何故か使えないことでした。見出しっぽく表現するためにいちいち見だし部分だけフォントサイズを大きくしてましたが、それは「見出し」じゃない。

つい最近気がついたんですが、WEB版では見出しの作成が可能になりました。「見出しっぽいものが簡単に作れるようになった」という意味では無く、「セマンティックなちゃんとした見出し」が作成可能になった。もちろんマークダウンでの見出しの作成も可能に。これはうれしい。はやく各種プラットフォームでもマークダウンによる見出しの作成が可能になって欲しいです。

コードブロックは作成出来るがシンタックスハイライトが効かない

Evernoteでもコードブロックの作成(マークダウンでも可能)が出来るので、よくつかうソースコードの保存には便利です。ただし、プログラミング言語ごとのシンタックスハイライトが効かないので見づらい。プログラミング用のよく使う便利メモとしてEvernoteを使うにはちょっと辛いかも。

Evernoteは水面下で変化していってるらしい

Evernote共同創業者のフィル・リービンはEvernoteを日本にある100年以上続く老舗のように長続きする会社にしようと頑張りましたが、財務が悪化してCEOをクリス・オニールに譲りました。オニールの時代には財政悪化による経営危機説やら従業員の大量レイオフやら有料プランの大幅値上げやら無料プランの改悪やら色々ありましたが、ある程度経営を安定させたところで次のCEOに引き継ぎました。

新しい CEO 就任のお知らせ | Evernote 日本語版ブログ https://evernote.com/blog/jp/ian-small-new-ceo/

イアン・スモールが2018年10月30日にCEO就任したときは正直あまり期待してなかったんです。毎年のEvernote年課金更新日が近づいてくると「今年こそ有料プラン解約しよう」って思ってて、ズルズルとプレミアムプラン使い続けてきた側面もありましたから、イアン・スモール就任のお知らせを読んでもあんまりワクワクせず、次のサブスクリプション更新日には間に合うようにプレミアムプランを解約しようと思ってました。

今年は「水面下で動く」難しい年であったにも関わらず、皆様のおかげで収益の記録を塗り替えることができました。また、年初から今日まで正のキャッシュフローを維持しており、年末に向けてさらに良くなる見込みです。私たちは、より強固で安定した Evernote を築きつつあります。末長く皆様にご利用いただける Evernote を!

年央の振り返り: ここまでの歩みと皆様からのサポートについて | Evernote 日本語版ブログ https://evernote.com/blog/jp/mid-year-review-progress-so-far-how-you-can-help/

このブログ記事を読むとCEOのイアン・スモールってひと、結構いい人そうで「出来るヤツ」じゃないか?って気がします。それに加え目には見えないけどEvernoteって徐々に機能改善に動いてるんだって分かります。

CEOがEvernoteの改善点を解説していくビデオの再生リスト

現在Evernoteを使っていて、特にプレミアムユーザーな人、そして現状のEvernoteに多少不満があり他のノートアプリに移行しようか迷ってる人などは特にこの一連の動画を見て欲しい。動画は英語ですが、字幕をオンにして設定から字幕を日本語に変更できます。

この再生リストはCEOのイアン・スモールが、Evernoteを改善している現場の裏側をエンジニアと共に紹介する動画シリーズです。イアン、結構いいやつでキャラが立ってるwしかも実際に改修にあたっているエンジニアとのトークが絶妙で、いま現場では何に取り組んでいて何処まで出来てるのか、一般にリリースされるのはいつ頃になりそうか?などがわかりやすく紹介されてます。

  • プラットフォームごとに異なるUIと書式設定の改善
  • 検索機能の強化やタグ機能の改善
  • 見出しやチェックボックスなどよく使う要素の実装や改善

動画を見るとEvernote側はユーザーが不満に思っている点を既に熟知しており、機能改善に取り組み、ようやく日の目を見るところまで来たというのが分かります。まだどのプラットフォームでも共通したUI&UXを提供できてはいませんが、いち早く改善されたEvernoteを体感したければブラウザでEvernoteにログインし、WEB版のEvernoteを使ってみてください。ベーター版エディタを有効化すればEvernoteが2019年に改善してきたUI&UXがいち早く体験できます。

この記事のまとめ

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
前田 裕二
幻冬舎 (2018-12-24)
売り上げランキング: 48

いかがでしたか?(この台詞はクソブログの代名詞らしいので使うの禁止しないとw)Evernoteに多少の不満はありつつも10年近く使ってると愛着があります。毎年雨後の竹の子のように様々なノートアプリ・メモアプリが登場し、良い製品が出てきたらそっちに移行しようと思いながら、多少の浮気はしつつもEvernoteを使い続けてます。

何だかんだ言って、Evernoteの「第2の脳」という考え方に凄い助けられてきた気がします。とりあえずEvernoteに保存しておけば必要なときにいつでもどこでも情報を見られる安心感は「第1の脳」に余裕を与えてくれました。

Evernote公式ブログに時々出てくるCEOのメッセージやYouTube動画を見る限り、イアン・スモールはEvernoteに再び輝きを取り戻してくれそうな気がします。

この記事をシェアする

コメント

コメントは管理人の承認後に公開されます...

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

最近の投稿

おすすめ

タグクラウド

カテゴリー