昔は人生80年と言われてましたが、今では人生100年時代になりました。長生きするということを前提に考えると歯の健康と同じくらい目の健康も大事です。歯はお金さえあれば最終手段としてインプラントで噛む力を取り戻せますが、目はいったん失明してしまうと代えがきかないので、どうしようもありません。目は外にむき出しになっている唯一の臓器と言われています。意外と繊細なんです。食生活が悪かったり、運動不足だったり、睡眠不足だったり・・・日頃の不摂生が積み重なっていくと、高血圧とかコレステロールや中性脂肪が高い脂質異常症、動脈硬化が進んでいき、それが全身を蝕んでいきます。生活習慣病が症状として最初に現れてくるのが目の病気だったりするんですよね。目が悪くなったらスマホでインターネットすらできなくなります。目が悪くなると生活の質、QOLが極端に低下するので・・・本当に目の健康は大事です。目に不安を抱えている人は今からでも自分の目を大事にしていきましょう。
サプリメントを摂る
目に良いとされるサプリメント、栄養素はいろいろありますが・・・一体何から始めれば良いのでしょうか?サプリメントに対してかけられるお金は人それぞれで、目に良いからといっていろんな種類のサプリメントを欠かさず毎日飲み続けられる人はとても少ないです。目のサプリといえば昔からブルーベリーが有名ですが、最近目の調子が悪いなぁとか、眼病の予防改善目的でサプリメントにお金を使うなら・・・個人的にはまずルテインから始めて欲しいと思います。
- ルテイン(& ゼアキサンチン)
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- 白内障や加齢黄斑変性などの眼病予防・改善
- ピント調節力を改善、緩和して目のぼやけやかすみを改善する
- 紫外線やブルーライトなどの光刺激から目を守る
- 抗酸化作用
- アスタキサンチン
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- 眼精疲労の改善
- 抗酸化作用
- 動脈硬化予防
- メグスリノキエキス
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- アレルギー性結膜炎、目ヤニ、かすみ目などの眼病の予防改善
- 肝機能の改善
- 動脈硬化予防
- クロセチン
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- 近視進行改善
- 眼精疲労改善
- 睡眠の質改善
ルテインを摂取できるサプリメントはAmazonで検索するだけでもすごくたくさんあるのでどれにしようか迷う人がほとんどだと思います。日頃の食事からでもルテインは摂取できますので、サプリメントとしてルテインを摂るなら1日あたり6mg〜10mgぐらいが理想とされていますが、ルテインのサプリメントの中には20mg〜60mg/日も摂取可能な商品もあります。ルテインをたくさん取れば摂るほど目の調子がすぐに良くなって眼病もあっという間に改善されるのかというと・・・必ずしもそういう訳ではありません。あなたがサプリメントに一番何を重視するのかを考えて商品選択しましょう。
- メーカーの信頼性
- 毎日継続して飲み続けられる価格帯
- 有効成分の含有量(含有量が多ければ多い方が良い!?)
ルテインを摂取できるサプリメントを5種類ご紹介しました。
眼精疲労対策の薬や医薬部外品を摂取する
目の疲れや全身の疲労、腰痛・肩こり、神経痛・筋肉痛・関節痛の治療目的としてビタミンB1を補給することがあります。ビタミンB1が不足すると、三大栄養素である糖質・脂質・タンパク質から上手にエネルギーを作り出すことができずに、それが疲労へとつながります。普通の食事から摂れるビタミンB1は調理中に失われやすく、体内で吸収されにくいので・・・普段から目が疲れやすいとか、慢性疲労を抱えている人は日頃の食生活が偏り気味でビタミンB1が足りてないのかもしれませんね。
疲労には効率よくビタミンB1をとる!
ビタミンB1誘導体は体に吸収されやすいように改良されたビタミンB1で、食事から摂れるビタミンB1よりも小腸からの吸収が良くなるように開発されたプロドラッグです。効率よく吸収されたビタミンB1が血流にのって身体中の各組織にスムーズに運ばれ作用するので、疲労や神経痛などに効くというわけです。
ビタミンB1誘導体はいろいろありますが、一番有名なのが全てのアリナミン製品シリーズに含まれるフルスルチアミンです。アリナミンはドラッグストアでも購入できる第三類医薬品とコンビニなどでも手に入る指定医薬部外品のものがありますが、その違いはフルスルチアミンの含有量で、第三類医薬品の方が含有量が多いです。
アリナミンシリーズはとてもたくさんの種類があるので、どれを買えば良いか迷うところですが・・・とにかくこのひどい疲労をなんとかしたい!っていうのであれば第三類医薬品最上位版のアリナミンEXゴールドがオススメです。最上位版のアリナミンEXゴールドと、そのワンランク下のアリナミンEXプラスαはいざという時に、ここぞという勝負の時に頓服的に使うのが良さそうです。
毎日の疲労対策に継続的に摂取するのであれば、EXゴールドやEXプラスαは高すぎるので・・・コストパフォーマンスの良いアリナミンAかアリナミンEXプラスが良いでしょう。
「あ〜今日も疲れた〜」「今日は頑張らないといけないから」コンビニで頻繁に指定医薬部外品のアリナミンの錠剤タイプやドリンクタイプを購入する人は、コストパフォーマンス的に第三類医薬品のアリナミンAかアリナミンEXプラスを瓶で購入した方が良いと思います。
疲労対策の医薬品は各社いろいろ出てるのであげるとキリが無いのですが、アリナミンと同じぐらい有名なのがキューピーコーワゴールド。そのシリーズの中でも「目の疲労」に焦点を当てたのがこのキューピーコーワiプラスになります。ベンフォチアミンというビタミンB1誘導体が主な有効成分です。そのほかにも眼精疲労に効く成分が数種類配合されてます。
キューピーコーワiプラスには指定医薬部外品の栄養ドリンクタイプも売っていて、コンビニでも購入できるんですが・・・目が疲れたなぁって時によく買って飲んでます。味が自分好みなんですよね(笑)
ビタミン剤を飲むとおしっこの色が黄色くなるのは?
アリナミンに限らず、ビタミン剤を飲むと尿の色が黄色くなることがありますが・・・これはビタミンB2(リボフラビン)の色です。吸収しきれなかったビタミンB2(リボフラビン)が体外に排出されただけなので心配ありません
目薬をさす
みなさんは目薬使ってますか?目薬もドラッグストアに行くとピンからキリまでいろいろな種類があるのでどれを選べば良いのかわからないですよね?高い目薬を使っとけば間違い無いと言われるとそうなのですが・・・お高い目薬には有効成分が最大濃度入ってることが多いので使用前・使用後の違いが分かりやすく即効性がありますが、用法容量を超えてジャバジャバ使ってしまうと逆に目に悪かったりします。
パソコンやスマホの触りすぎで目が常に疲れてるんだよね・・・って人は防腐剤無添加の人工涙液型目薬と1500円〜1600円ぐらいするドラッグストアで一番高めの目薬2種類を使い分けると良いと思ってます。
目のかわき・ドライアイ用
ソフトサンティアは防腐剤無添加の人工涙液型の目薬なので一度開封したら10日以内に使い切る必要があります。一般的に目薬のさし過ぎはよくないと言われていますが、この商品はほぼ涙なので目が乾いたなぁ〜と思ったら回数なんて気にせずにジャバジャバ使えるのがメリットです。開封するときにソフトサンティアの容器に開封日(もしくは10日後の日付)を記入し、10日以内に使いきれなかったらもったいなくても捨てましょう。
ソフトサンティアには眼精疲労やかすみに効く有効成分は入ってませんが、目の乾きからくる・・・眼疲労やかすみには効きますので、目を使いすぎたと思ったらジャバジャバ使っても問題ないです。
目のかすみ・疲れ目用
2017年くらいに「目のドーピング」だとツイッター上で話題になってた目薬です。元々は中高年をターゲットにした目薬で、加齢に伴う眼精疲労や目のかすみに効く有効成分を最大濃度配合してる商品です。僕はパソコンで作業していて眼精疲労がつらい、目がかすんでぼやけてモニターが見づらくなってきたけど・・・もうひと頑張りしなきゃいけないときに使うことが多いです。パソコンやスマホを使いすぎた時、車のロングドライブ中に疲れたとか、テレビの見過ぎで目がしょぼしょぼする時などにこの目薬を指すとすごい回復します。視力検査があるのに直前までスマホ見すぎて目が疲れてる・・・どうしよう?って時も良いです。「目のドーピング」と言われるくらい即効性があるので、よく効くからと言ってドバドバ使ったりせずに用法容量を守って正しくお使い下さい。
人工涙液型の目薬「ソフトサンティア」との併用がおすすめ
先ほど紹介した「サンテメディカルアクティブA」はどちらかというと中高年の目のかすみ・ぼやけを改善するタイプの目薬でしたが、こちらの目薬はつらい眼精疲労に対処するために作られた目薬になります。個人的には赤い色の目薬が疲れ目に効きそうで好きなんですが、この赤色はビタミンB12の色でピント調節機能を改善して、疲れ目を緩和してくれます。こちらも有効成分が最大濃度配合されてるのでよく効きますが用法用量を守って正しくお使い下さい。
人工涙液型の目薬「ソフトサンティア」との併用がおすすめ
目を温める
基本はホッカイロみたいな仕組みで・・・袋から破って出すと徐々に発熱し40度の温熱と共に心地よい蒸気が20分ほど発生して働き続けた目と目元をほぐして癒してくれます。カイロみたいに個包装になってるので持ち運びしやすくオフィスなどの外出先でも手軽に使えるのがメリット。1日一回だけなら良いのですが、何度も頻繁に使うとコストパフォーマンス的にお金がかかるのがデメリットです。
袋状になったアイマスクの中に小豆とセラミックが入っていて、電子レンジで加熱すると温蒸気が発生し繰り返し使えます。365回再利用ができるので、経済的。めぐリズムの手軽さはないですが、コストパフォーマンスを重視したい人向け。一回使うと(中の小豆が水分を再吸収するのに時間がかかる)次使うまでに4時間ほど空けないといけません。頻繁に使いたい人は同じ商品をもう一個買っておいて、交互に使うことをお勧めします。
別にお金をかけなくてもタオルを軽く濡らして絞ったものをレンジで数十秒温めるだけでも代用できます。「目元を温める」のは・・・目が疲れたなぁと思ったら気軽に試せる眼精疲労対策なのでぜひやってみてください。
目を温めるというのは要するに目を休めるということになります。パソコンやスマートフォンを長時間使ってるとどうしても目に負担がかかってきます。30分から1時間に1回はパソコンやスマートフォンから目を離して、遠くの景色を見たり、家の中にある観葉植物を見たりして目を休める、疲れがひどい時は目を温めましょう。
高血圧や動脈硬化に気をつけよう
年一回の健康診断で血圧が高いとかコレステロール値が高い、中性脂肪の値が高いという指摘を受けたことはありませんか?高血圧症やコレステロール・中性脂肪が高い脂質異常症は自覚症状がないので知らない間に動脈硬化を進行させ、動脈硬化もそれ自体に自覚症状がありませんから・・・やがてそれが心筋梗塞や脳梗塞などの深刻な病気を引き起こします。
体の中の血管がどれくらい劣化してるのか、どれくらい動脈硬化が進行してるんだろうかということをぱっと見で簡単に確認することはできません。しかし、眼科で眼底検査を行うと目の中の網膜にある細動脈を目視で確認することができます。網膜にある血管は体の中で唯一の目視できる血管です。唯一の目視で確認できる網膜の血管が動脈硬化の状態であったならば、体の他の部位の血管も動脈硬化が進んでいるんじゃないか?って推察ができるわけです。
高血圧や動脈硬化が進んでいくと、一般的に深刻だと思われてるような心筋梗塞や脳梗塞、脳出血だけじゃなくて・・・眼底出血などにより視野欠損、物が歪んで見える、急激な視力低下など目に関する深刻な病状が進行します。
日頃から目の健康に関して不安を抱えてる方はググって自己判断で解決するのではなく、早めに眼科に行って先生に相談してみてください。いつもと明らかにおかしいのに・・・様子を見てみようというその時の判断で結果的に手遅れになる目の病気もあります。高血圧や動脈硬化は目の深刻な病気をもたらすトリガーになり得ますので、日頃から血圧のチェックや日々の食生活や運動習慣に気をつけてみてくださいね。
まとめ
目の健康を保つためにやってる5つのこと、というタイトルで記事を書いてみました。愛も、親も、健康もなくなって初めてその大切さに気がつくものです。スマートフォンが普及しだして現代人の目は酷使されてます。人生100年時代ですから、最後の最後まで自分の目で見て人生楽しみたいじゃないですか?
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