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自分の親が「がん」になって初めて思った国民皆保険のありがたみ

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「がん」と聞いて思いつくイメージといったら皆さんどんなものがあるでしょうか?芸能人が「がん」であることを公表して闘病生活に入ったとか、「なんとかガン」で闘病生活を送っていた芸能人が亡くなったとか・・・僕が真っ先に思い浮かぶとすれば、まさにそんなイメージ。ようするに「どっか自分とは縁の無いこと」って感じ。

ワイドショーとかYahoo!ニュースで芸能人のがんにまつわるニュースを見る度に「ガンって怖いな…でも自分にはまだ関係ないか」ぐらいのイメージが一変したのが今年の初夏でした。

2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで死ぬ

厚生労働省や独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターの統計によると、日本人の2人に1人はがんにかかり…日本人の3人に1人はがんで死ぬといわれています。

統計的に「日本人の2人に1人はがんにかかり、3人に1人はがんで死ぬ」といわれると・・・なるほどな!って多少実感が出てきますが、いまいちまだピンときません。やはり本当にがんという病気がリアルに感じられるのは自分自身ががんにかかったとき、そして自分に近い身内ががんになったときでしょう。

今年の初夏に母親ががんであると分かったとき…正直いってこれからどうしようかと絶望してました。両親は自分が小さいときに離婚してて実の父親は知りませんし、唯一の兄弟だった兄も僕が19の頃に事故で亡くなってましたから・・・母親ががんで死んじゃうなんて、、、勘弁してくれよと思ったのです。母ががんで死んだら天涯孤独になる、こんなことなら早めに結婚して子供作って親孝行しておくんだった。そんなマイナス思考で2週間ぐらいご飯食べるのも寝るのもままならない状態が続いてダメダメ状態でした(;^ω^)

ただいつまでもそんな風に凹んでるわけにはいかないので・・・自分に出来ることはできる限りしてあげようと思いました。自分の身内が大きな病気になるのは初めてだったので、知らないことがたくさんありました。必要な知識が人並み以下だったので・・・とりあえず分からないことはグーグル先生に聞く。Google先生は何でも知ってるので・・・本当によい時代になりましたね( ´Д`)=3 フゥ

がんじゃないかと疑いが出たら・・・

ある程度のお金の準備

がんじゃないか?と疑いが出たら…確定まで結構いろんな検査を受ける必要があるのですが、特にPET検査っていうのが結構な金額します。金額についてはケースバイケースですが、病院で言われるがままに検査を受けて…いざ支払いの時に「まさかそんなに検査費用がかかるとは思ってなかった!」という事があるみたいです。

母親と同じ部屋にいた女性はPET検査に(健康保険適用で)3万円ぐらい請求されてその日持ち合わせが無かったからクレジットカードで支払ったと言ってました。

検査には想像以上に費用がかかるので、お財布の中にはある程度の持ち合わせを準備しておきましょう。

領収書の保存

必ず病院の領収書は大切に保存しておきましょう。後で医療費控除とか保険の請求とかに使うことがあります。

病気について深く知る

がんぐらいの病気になると、家族も診察室に一緒に入って主治医の先生の話を聞くことも多いですが・・・ある程度の予備知識が無いと先生の言ってることもあんまり頭に入ってきませんし、先生に質問する内容も的外れになることもあり得ます。ですから、ある程度はGoogleやYahoo!の検索エンジンで色々と調べて予備知識を得ておきます。ただあんまり調べすぎると余計に不安になったりすることもあるので・・・程々で良いですw

診断が確定して入院手術が決まったら・・・

入院手術が決まると、やはりお金の事が心配になってきます。例えば保険適用内の手術をして2週間の入院で100万の費用がかかった場合…健康保険3割負担だと30万円ぐらい退院時に請求されそうだと予想が出来ます。お金のめんで少しでも不安なことがあるならば・・・病院には必ず相談に乗ってくれるソーシャルワーカー(もしくは相談窓口、担当看護師など)がいますので、恥ずかしがらずに相談しましょう。初めての入院手術だと知らないと損することが色々あるので、相談すると教えてもらえます!

高額医療払戻制度とは?

日本は国民皆保険なので、誰しも何らかの保険に加入してるハズです。勤め人なら社会保険、自営業やフリーターの人なら国民健康保険など。歯医者に行って保険証使って自己負担3割なら、残り7割は社会保険や国民健康保険が払ってくれてるわけです。

国民皆保険制度に慣れきった日本人が…海外で肺炎や盲腸になって病院にかかり、とんでもない額の治療費を請求されて支払うために自分の家を売る羽目になった…みたいなおもしろ話がたまにテレビで紹介されたりしますが(笑)海外では公的健康保険が無い国も多いので…それを考えると日本の国民皆保険制度は本当に素晴らしい制度だと思うんですよね。

そんな素晴らしい日本の公的健康保険ですが・・・どうしても知っておいて欲しい制度が一つあります。それが高額医療払戻制度です。

高額医療払戻制度を利用すると、ひと月の医療費の自己負担額が約10万を超えた場合・・・超えた分は公的健康保険が負担してくれる

もの凄くざっくり説明するとこんな感じの制度です。ひと月というのは同一月(1日から31日まで)のこと。約10万という数字もものすごいザックリと言ってますが・・・この数字は収入と年齢によります。70歳未満で一般的な家庭だと、だいたい8万〜10万が毎月の自己負担限度額です。ひと月のうちで支払った医療費がその額を超えると…超えた分は払戻が受けられるということ。

例えば先ほどの例、保険適用内の入院手術で100万の費用がかかった場合…退院時に3割負担で30万ぐらいの負担が発生しますが・・・高額医療払戻制度を活用すればだいたい自己負担額は10万程度になるわけです。

この高額医療払戻制度ですが、申請方法が2種類あって・・・先に前もって申請しておく方法と、医療費を払った後で後から払戻を申請する方法があります。

医療費を払った後であとから払戻を申請する場合は、病院の領収書と必要な書類を準備して、健康保険証の「保険者(ほけんじゃ)」宛に申請しますと、数ヶ月後に自己負担限度額を超えた金額が払い戻しされる仕組みです。この場合いったん病院には高額な医療費(3割負担分)を全額払う必要があるのでかなりの負担になります。

一方であらかじめひと月の医療費が高額になる(10万を超えそうだ)と分かってる場合は…前もって健康保険証の保険者宛に「限度額適用認定証」をください!っていう書類を提出しておくと、保険者から認定証が届きます。この認定証を病院の窓口に提出すれば、病院での支払いが…自己負担限度額まで(約10万程度)で済むようになります。

入院手術でひと月の医療費が高額になると前もって分かってる場合は「限度額適用認定証」を利用した方が便利ですね。うちの母親の時もこれを利用しました。

高額医療払戻制度に必要な一連の書類や手続き方法については病院の相談窓口やソーシャルワーカーに聞けば教えてくれるはずなので…忘れずに相談しましょう。

あとがき

母親ががん!?と分かったときはどうしようかと思いましたが・・・無事に手術も成功して転移とかも無さそうだという事でとても安心しました。

2週間の入院手術で…トータル140万ぐらい(10割負担)の医療費です。健康保険適用で3割負担ですから…42万ほど。これに高額医療払戻制度を活用して最終的な自己負担は10万ちょっとでした。

うち…貧乏なんで、本当に日本に生まれて良かったと思いました(;^ω^)親はいつまでも生きてるわけじゃ無いんだなぁ・・・って事を今回の件で実感したので、もう少し親孝行頑張らねばと思う今日この頃です。

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