新品のiPhoneを1年間利用するとバッテリーはどうなるか?

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毎年9月になると新しいiPhoneが発表されて発売されるので、この時期になるとX(旧Twitter)などには1年間使い続けたiPhoneのバッテリーがどれくらい劣化したかスクリーンショットを掲載する人が結構たくさんいます。私も去年発売日にiPhone15Proをゲットしまして、1年間使い続けてきました。

ちょうど1年使い続けてきたiPhone15 Proのバッテリーがどれくらいへたってきたかをご紹介したいと思います。

目次

まずは結論から

使い始めて1年で最大容量がまだ100%を維持してる状態です。充放電回数が232回と、スマホヘビーユーザーと比べると比較的少ないのが100%を維持してる最大の理由ではありますが、それにしても1年で100%維持ですから十分に凄いですよね??

充電環境

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充電はほぼアップル純正のMagSafe充電器で行っていました。iPhone15シリーズからはLightning端子からUSB type-c端子に統一されまして、アクセサリーや充電環境がそのほかの電子機器と統一しやすくなって使いやすくなりましたよね。Type-C充電はあまり使っておらず、ほぼほぼアップル純正のMagSafe充電器にて充電でした。MagSafe充電器だけでは充電できないので、別途電源アダプタが必要です。最低20W以上のUSB-C電源アダプタを用意しないとMagSafe充電器の能力を発揮できませんのでご注意ください。ここは無理にアップル純正にこだわる必要はなく、アンカーでもエレコムでも「ある程度定評のあるメーカー」であれば問題ないと思います。

上限80%を利用しなかった理由

充電習慣の改善としてiPhoneの設定で「最適化されたバッテリー充電」はオンにしてましたが、iOS17を搭載したiPhone15から利用できる「上限80%」は利用しませんでした。

iPhone 15 モデルでは、「バッテリー充電の最適化」「上限 80%」「なし」のいずれかを選択できます。「上限 80%」を選択した場合、iPhone はバッテリー残量が 80 パーセントになったところで充電を停止します。バッテリーの残量が 75 パーセントを下回ると充電が再開し、再び 80 パーセントになると停止します。

※「上限 80%」を有効にしている場合も、iPhone はバッテリーの充電状態の推測精度を維持するため、ときどき 100 パーセントまで充電されます。

上限80%を利用していれば間違いなくバッテリーの劣化は防ぐことができますが、さぁこれから外出しようとした時にiPhoneのバッテリーが100%の時と80%の時ではどちらが安心感があるか?を考えた結果、上限80%は選ばずに「バッテリー充電の最適化」で行こうと決断しました。

iPhone15以降の機種をお使いの人だったらどちらにしようか必ず迷われると思うのですが、充電の最適化でどちらを選ぶかはユーザーの生活スタイルや今使ってるiPhoneをどれくらい使う予定か次第だと思うので、以下その判断基準を掲載しておきます。

判断基準
  • 外出するときにバッテリーが80%のときと、100%の時でどちらに安心感があるか?
  • バッテリーの不安を感じたらすぐに充電できる環境にあるか?
  • 今お使いのiPhoneをどれくらい使い続けるつもりか?
  • AppleCareの保険に加入してるか?

職場や学校や車の中などバッテリーの不安を感じたらすぐに充電できる環境にあり、長くても2年で機種変更してる、AppleCareは高いので入りたくない・・・であれば上限80%の方がいいでしょう。バッテリーがへたっていない方が売るときも高値で売れやすいからです。

今使ってるiPhoneは機能的に不満はないので壊れるまで使う、4年ぐらいは使いたい、できればバッテリー交換にお金を使いたくない・・・であればこれも上限80%の方が良いです。バッテリーが劣化してなければiPhoneを長く使える可能性が高まります。

次のiPhoneへいつ機種変更するかは特に決めてない、外出する時にバッテリーが80%程度だと不安がある、将来もしもの時に備えてセコセコiPhoneを使うのは面倒くさい、何かあればAppleCareを使う予定だ・・・僕のような人はデフォルトの設定である「バッテリー充電の最適化」で良いと思います。

有線充電とワイヤレス充電が及ぼすバッテリーへの影響について

今使ってるiPhone15Proは購入後からほぼ99%ぐらいの確率でMagSafe充電しか使っておらず、結果的に一年後のバッテリーは100%キープしてました。

以前使っていたiPhone13Proの時は途中からMagSafe充電オンリーに切り替えたのですが、それでも2年利用時のバッテリー最大容量は90%以上あったと思います。

一般的にはワイヤレス充電はバッテリーに悪影響を及ぼすのではないかと思われがちですが、個人的な体感だとあまり悪影響は感じられませんでした。もちろんこれはApple純正のMagSafe充電器を利用したという上での感想です。サードパーティー製のワイヤレス充電機だとまた違った感想になるかもしれません。

うちの母親はiPhone14を使ってるのですが、有線で充電するのが面倒くさいと言ってAmazonで買ったよくわからないメーカーのワイヤレス充電器を使っていて、この間ふと母親のiPhoneのバッテリー最大容量見たら iPhone14使い始めて1年も経ってないのにバッテリー容量が93%ぐらいで・・・ちょっとバッテリーへたるのが早すぎてびっくりしました。

私もMagSafe充電器使い始める前はバッテリーすぐダメになっちゃいそうで不安だったけど、3年ぐらいMagSafe充電使い続けてみて問題ないことがわかったし、MagSafe充電に慣れてしまうと有線充電が面倒くさくなりました。ワイヤレス充電気になる人はできればApple純正のMagSafe充電器をおすすめします。もしくはせめてAnkerやBelkinのワイヤレス充電スタンドを選んでくださいね。

iPhone16発売に合わせて今からMagSafe充電器を買う人は、iPhone16発売に合わせて新しくなったMagSafe充電器30W USB-C充電アダプタの両方を揃えると「より早く」充電できるようになりますよ。

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バッテリーの耐用年数について

iPhone 14以前のモデルのバッテリーは、理想的な条件下でフル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の80%を維持できるように設計されています。iPhone 15モデルのバッテリーは、理想的な条件下でフル充電サイクルを1,000回繰り返した時に、本来の容量の80%を維持できるように設計されています。

iPhone14シリーズ以前であれば500回充放電を繰り返しても本来の容量の80%を維持するように設計されていて、 iPhone15シリーズでは1000回の充放電を繰り返しても本来の容量の80%を維持するように設計されてます。iPhone購入時にAppleCareをつけている場合、2年以内にバッテリー容量が80%を切ることがあれば・・・無料でバッテリー交換してくれます。

私が使ってるiPhone15Proでは1年の利用で充放電回数が232回で、バッテリ容量がまだ100%を維持してますが・・・これは私がiPhoneの充放電をヘビーユーザーほど繰り返してないということの表れです。iPhoneをヘビーに利用する人は充放電の回数もそれに比例して増えるはずです。もし私が一年で充放電回数が500回ぐらいになるようなヘビーユーザーであればバッテリー容量は90%代前半ぐらいだろうと思われます。

もちろんこれは「理想的な条件下で充放電を繰り返した場合」という但し書きがつきます。充電しながらiPhoneでゲームをした、みたいな過酷な状況だとバッテリーがよりへたりやすいはずですので、iPhoneをできるだけ長く使いたいという人は充電しながら利用するみたいなことは絶対にやめましょう。

まとめ

iPhoneを1年間使うとバッテリーはどれくらいヘタるのか?これはあなたが1年間でどれくらいiPhoneの充放電を繰り返してるのか?によるので、あまり他人と比較して「自分のiPhoneがハズレなのかも?」と疑心暗鬼になる必要はありません。iPhone 15モデルのバッテリーは、理想的な条件下でフル充電サイクルを1,000回繰り返した時に、本来の容量の80%を維持できるように設計されています。

考えやすくするために単純化してバッテリーは使えば使うほど反比例的に劣化するものだと仮定すると500回の充電サイクルで90%の維持、250回の充電サイクルで95%の維持が予想されます。実際にバッテリーが劣化するスピードは複雑な要素が絡み合って非線形的な劣化の仕方をすることもありますので、あくまで予想は目安として考えてください。

私のiPhone 15Proを1年利用したときの充放電回数は232回でバッテリーの最大容量は100%キープしてますから、これは「250回で95%」の予想よりも少し良さそうだとわかります。

iPhoneのバッテリーのヘタリばかり気にしてiPhoneを使うのはもったいないです。せっかく高いiPhoneを購入したならバッテリーはあまり気にせず、日常生活をより便利にするためにiPhoneをもっと使い倒した方が楽しいと思いますよ。

さてさて、皆さんはiPhone16シリーズは購入しますか?購入しましたか?私は購入しません。少なくともあと1年はiPhone15Proを利用するつもりです。だってiPhone15ProでもApple Intelligence使えますからね!購入から2年経過後のバッテリー消耗度もまた記事にしてみるつもりなのでお楽しみに。

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この記事を書いた人

MacとかiPhoneとかApple製品が好きですが、Windows、Android、Alexa、Google Nest Hubなどいろんなガジェットが好き。根っからのキャッシュレス派で、最近は資産運用(株式投資・投資信託)に力を入れてます。

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