耳に優しく、音にこだわる!ComplyイヤーチップでAirPods Proをアップグレード

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初代AirPods Proを2〜3年使っていて段々とバッテリーのヘタリが気になってきてきました。そのタイミングでちょうどAmazonでAirPods Pro 2(USB-C)のセールがあったので購入しました。タイミングとしてはそろそろAirPods Pro3が出ても良さそうなタイミングなのでもう少し待とうかなぁとも思ったのですが、欲しい時が買い時ということで。

さて、AirPods Proをお使いの方だったら分かると思うんですけど、純正のシリコン製イヤーチップって使い続けてるといろいろ不満に思うところが見つかります。

AirPods Pro純正シリコンイヤーチップのデメリット

  • サイズ選択の制限: AirPods Pro 2の場合はSS/S/M/Lの4サイズのみで、SとMの間がいいとか、MとLの間がいいなど・・・中間サイズが必要な人には対応できない
  • 遮音性の限界: シリコン素材の特性上、完全な遮音性を得ることが難しい
  • 汗での滑り: 運動時など汗をかくとシリコン製のイヤーチップが滑りやすくなり、AirPods Proが耳から落ちるなど・・・装着の安定性が低下する
  • 長時間装着時の身体的違和感: 長時間使用すると耳が痛くなったり、耳の中が痒くなったりする

この辺のデメリットを解消する手段の一つとして、サードパーティ製のイヤーチップを購入してAirPods Proの純正イヤーチップと交換してみるというのがあります。今回の記事ではAirPods Pro用のサードパーティ製イヤーチップとしては有名なComplyを購入してみたのでレビューをお届けします。

目次

Complyのイヤーチップ

皆さんはスポンジタイプの耳栓を使ったことがありますか?装着前に指で細長く潰してから耳に入れると、徐々に膨らんで耳の形状にフィットし、優れた遮音性を実現する人気の耳栓です。私も長年このスポンジタイプの耳栓では有名なMOLDEXの耳栓を愛用していますが、そのフィット感と遮音性は他の追随を許さないほど優れています。騒音対策や快適な睡眠を求めている方には、ぜひ試していただきたい耳栓です。

この耳栓と同じ性質を持ったメモリーフォーム素材をイヤーピースとして応用したのがComplyです。Complyを装着したAirPods Proを耳に入れる際は、イヤーチップを指で細長く潰してから装着してください。すると徐々に膨らんで耳の形状にフィットし、純正のシリコン製イヤーチップと比べて落下しにくく、より優れた遮音性を実現します。

Complyのメリット

  • 優れた遮音性: メモリーフォーム素材により、耳道にぴったりとフィットし、外部ノイズを効果的にブロック
  • 快適な装着感: 体温で柔らかくなり、耳の形状に合わせて変形するため、長時間の使用でも快適
  • 安定性の向上: フィット感が良いため、運動中でも外れにくい
  • 音質の向上: 密閉性が高まることで、特に低音域の再生能力が向上
  • 汗や耳垢からの保護: イヤホン本体を保護し、寿命を延ばす効果がある

Complyのデメリット

  • 耐久性の問題: 標準のシリコン製と比べて寿命が短く、定期的な交換が必要
  • 価格が高い: サードパーティー製のイヤーチップの中ではかなり高価な部類に入る
  • 装着に時間がかかる: メモリーフォームを圧縮して装着する必要があり、装着後じわじわと膨らんで耳にフィットするまでに時間がかかる
  • 汚れやすい: 素材の特性上、埃や耳垢が付きやすい

使用上の注意点として、3-4ヶ月程度での交換が推奨されており、定期的なメンテナンスが必要です。また、装着前にイヤーチップを軽く押しつぶしてから装着することで、より良いフィット感が得られます。

Complyのサイズ選び

Complyは3ペアでワンセット、定価4950円のイヤーピースです。サイズはSMLの3種類でカラーも色々あるので好きなものを購入できます。

サイズ展開
  • Sサイズ3個セット
  • Mサイズ3個セット
  • Lサイズ3個セット
  • S・M・Lそれぞれ1個ずつのMix
カラー展開
  • パープル
  • グリーン
  • ブラック
  • ブルー

初めてComplyを購入する場合は、「S・M・Lそれぞれ1個ずつのMix」を最初に購入することをお勧めします。自分に最適なサイズを見つけてから、次回は好みのサイズのセット品を購入するのが一般的な方法です。

私の場合、AirPods Proの純正イヤーピースはSサイズを使用していますが、ComplyはMサイズ3個セットを選びました。実際の使用感としては、大きすぎることはありませんが、やや耳の中で圧迫感を感じます。ただし、Complyはスポンジタイプの耳栓と同様の構造なので、ある程度の圧迫感は避けられません。フィット感は純正品より向上し、AirPodsの落下への不安も軽減されました。遮音性も高まり、ノイズキャンセリング性能も向上したように感じます。現在使用中のMサイズセットが使用できなくなった際は、次はSサイズを試してみようと考えています。

Comply着脱時の注意点

Amazonやその他通販サイトでのComplyのレビューには、「AirPods Proに装着はできたが、取り外すことができない」という報告が多く見られます。中には、無理に外そうとしてイヤーチップのスポンジ部分が破損してしまったという例もあります。確かにComplyのイヤーチップは、AirPods Proからの取り外しに少しコツが必要です。

イヤーチップを上か下に回すと「カチッ」という手応えとともに回転が止まります。説明書では上方向に回してるので、上方向に回して回転が止まった位置でホールドしてください。その位置で、AirPods Proとイヤーチップの結合部分から、へし折るようなイメージで外してください。イヤーチップを掴んでいる人差し指は支点として支えることに徹し、親指だけに力を入れるのがコツです。

ただし、Complyが新品に近い状態(もしくは指先に手汗がついて湿り気がある状態)では、イヤーピースを掴む指が滑ってしまい、うまく力が加わらないことがよくあります。その場合は、イヤーチップの上からティッシュを被せて摘むと滑り止めになり、適切な力を加えやすくなります。Complyに使用感が出てくると簡単に外れるようになるので、おそらく「外れない!」と苦労するのは最初だけだと思います。それでもなかなか外れないなぁという場合は持ち手を変えてみるとか、イヤーチップを回す方向を逆にしてみる、AirPods Proの持ち方を上下逆に持ってみるなどを試してみてください。

まとめ

  • 耳栓のような圧倒的な密閉性
  • AirPods Pro落下の危険性を回避したい
純正シリコン製イヤーチップとはまた違った素材でできたComplyを試してAirPods Proの性能を最大限に楽しもう

AirPods Proを購入して、ノイズキャンセリングや外音取り込み、iPhoneとの相性がいいので満足してるけど・・・装着感がイマイチで外で使ってるとポロッと耳から落ちてしまいそうで心配な人や、AirPods Proを長時間使ってると耳が痛くなったり、痒くなったりして困ってる人、純正シリコンイヤーチップの密閉性に不満がある人は……耐久性が微妙で値段は高めですが、Complyのイヤーチップおすすめです。

今後もAirPods Pro向けのサードパーティ製イヤーピースのレビューを予定してるので、お楽しみに。

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この記事を書いた人

MacとかiPhoneとかApple製品が好きですが、Windows、Android、Alexa、Google Nest Hubなどいろんなガジェットが好き。根っからのキャッシュレス派で、最近は資産運用(株式投資・投資信託)に力を入れてます。

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